吉野永之助のブログ

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ステイーブン バノン 元アメリカ合衆国戦略補佐官は、8月に解任されているが、やはり「トランプ大統領の影のアメリカ大統領」という下馬評はなかなか看板を下ろせない。16日に放映の「NHKのインタヴュー」では、極め付きのタカ派の片りんをのぞかせた。 「北朝鮮との硬直状態をどうみますか」という記者の問いにたいし「硬直なんかしていない。いまだ継続しているのだ」と答えた。そして、中国問題については「中国は合衆国の政策を理解するはずだ」とアメリカ主導の世界戦略を説き、「アメリカを無視しては中国は成り立たない」とアメリカ優位の米中関係を強調した。 北朝鮮に対し、アメリカ続きを読む

私の時代では考えられない、知らない同士の人たちが、お料理とか、宿とか、車などでシェアすることが日常茶飯事になってきたようです。11月5日発行の日経ヴェリタスのスマートライフ欄にも明らかなように、知らない人たちが、料理をシェアして、作りたてのお料理をほおばりながら、新しい友人関係を築いたりしていると報じています。 私のマンションの前の土地にタイムズという駐車場が新規にできて、コインを支払う駐車スペースの外側に「タイムズ カー シェアー」の車が駐車しています。日産やマツダの新車同様の中型車が常時駐留しています。時には会員の運転手があわただしく乗って出かけたり続きを読む

選挙の最中、当たり前のことだが、私の住んでいる町のビルの合間に、拡声器の大きな音は響いた。「うるさいな」と外出する私は背にデイパックを担いで、マンションの玄関に赴き、数歩足を歩道に踏み出した。なんと、昼日中の町はがらんとしていて投票者はほとんどいない。わずか数人の大人がスピーカーでがなり立てる候補者の演説を聞いていた。 「長島昭久をどうかよろしく」と候補者はビルの壁に向かって叫んでいた。何かむなしく、悲しい風景。選挙とはこのように残酷で、滑稽で悲しいものなのか。「小学生のみならず、幼稚園だって無料の義務教育にするべきだ、私はその政策の実現を狙い、実行しま続きを読む

カズオ イシグロ氏が2017年のノーベル文学賞を取った。多少は驚いたが、もし村上春樹が取ったら、私はもっと驚いたろう。10年ほど前、私が働いていた頃、気になっていた、イシグロの「日の名残り」を読んだ。大活劇もなければ、大恋愛もない。地味と言えば地味だったが、イギリス執事のささやかな恋愛、仕事を耐えている心境、自分自身の生き様、心にとどく静かな文章、とかこういうものが文学なんだと納得したことは覚えている。 春キストには、私の論評はきつすぎるとは思うが、私の読後感を何回も反芻しても、村上はノーベル賞に値するとは思えなかった。少なくとも、今までのところは正解で続きを読む

これほどイギリス人魂を表した行為はないだろうといつも思っている。第二次大戦はなやかなりしころ、ドイツ軍は勢いを駆ってイギリス、フランス軍をフランスはダンケルクの浜へと追いつめた。圧倒的に強いうドイツ軍は、イギリスはチャーチルをして、撤退するしかないと決断を強いたのだ。 それには伏線がある。侵攻するドイツはもちろん、イギリスも劣勢をなかなか建て直せないで、結局はドーバー海峡のこちら側、つまりイギリス本土での英独衝突は避けられないと読んでいた。そこで、イギリス軍30万(ほかにフランス軍5万)の本土への引き上げは、戦略的なお意味を持つ。しかし、もしそのときダン続きを読む

秋の気配に触れたくて、高原にやってきた。都会でもここ数日は朝夕の温度は下がって、肌にひやりと冷たくかんじられる。まして高原では。今朝は空高く、森のなかでさえずるはずの小鳥たちも心なしか、静寂を楽しんでいるかのように、周囲には音がない。 コーヒーを入れて、デッキテラスの木の椅子に座ろうとした。すると椅子の片側にカマキリが佇んでいるのを見つけた。このまま気づかずに腰を下ろしたら、カマキリを尻にしくことになったのだ。カマキリはじっとして、私たちが過ぎゆく秋を楽しもうとするがごとく、朝の温かな日差しを全身に受け止めている。ちょっと横にずれてくださいというわたしな続きを読む

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