関東の選挙投票者たちは大阪中心に成長する日本維新の会を見くだしているらしい。そうです、バカにした感じでいるらしい。それが今の風潮だといわれている。私はあえて、口をはさみたい。わたしは過去2度の選挙で2度とも、維新の会に一票を投じてきた。理由は、私の貴重な一票を投票する政党がみつからなかったからで、別に贔屓をして威張るわけでもない。むしろ消去法に近い。いつも理想の議会制民主主義にあこがれている私は、イギリスの国会のような対面議論が好きだ。日本はオープンマインドの国ではないので、対面すると、お互いに足を引っ張りあって、傷つけあう関係になってしまうだろう。またアメリカのような、大統領制ではないので、共和党民主党のような2大政党の共存関係は望むべくもない。

しかし、一党独裁がいかに不都合なものか、歴史を見ればわかる。金権政治が身を亡ぼしたり、スキャンダルだらけの政治の裏、揚げ足取りで、お互いが傷ついたり、権力乱用によって官僚を貶めたり、目先の問題解決に、バンドエイドをべたべた張り付ける如く、わずかの金銭をばらまいたり。見え見えの票を追いかけたり、そこには国家100年の計を論じる党はいない。例えば、電力料金問題であるが、毎年のように電力会社は予備電力が不足するといって、値上げを申請する。まるで、独占のチカラを借りて、政府と国民を恫喝しているかのようだ。原子力を含めたエネルギー長期計画がないのだから、そういう隙ができてしまう。福島原発の失敗ゆえか、あつものに懲りて、、、原発を積極的に考える方針はなくなった。ほかの国家はすでに、原子力発電の長期定着を制定している。原子力発電比はドイツ13%対日本6%)

2大政党が確立すれば、国会で、面と向かってタブーとなっている政策でも、堂々と渡り合えるのでないか。維新の会がどれほどの力量があるかわからないが、第二政党として成長しもらいたい。そして、少子化、原子力、年金、教育、資源、移民、軍備、核保有、など大きなテーマを扱って、国民を啓蒙していただきたい。それが私の願いである。立民が維新は政策では自民と対立していないから野党として存在価値はないという批判をしているが、私は2大政党ならば、政策は似たようなものになりがちで、それでこそ国家ベースの政治ならばむしろ一致協力で、問題はないとおもっている。中小政党が批判勢力として独占政党の揚げ足を取って、票を稼ごうとする狭い料簡では、もう成り立たない日本ではないか。