最近知り合いの女性投資家から、単純な質問を受けました。「どうやって銘柄を見つけるの?それがなかなか難しいんですね」と。ということで、私は長年続けている単純な方法で銘柄開発をしていることをお教えします。必要なものはただ新聞と四季報です。4月25日の日経新聞には20銘柄ほどの決算が掲載されていました。私は眠気が残っている朝、四季報を持ち出して、新聞と照らし合わせました。

そのうち2銘柄が気になりました。一つは 6436 のアマノです。昔はタイムカードを作っていました。工場などの出入り口に見られるタイムカードですが、いつの間にか駐車場の管理システムを作るようになったのですね。

アマノ: 四季報の予報  2015.3期のEPSは71.8円でしたが、実際の発表は88.7円で予想と結果の差が大きいことに着目。さらに今期2016.3の四季報予想は90.1円に対して会社の予想は95.3円。しかも、これが大事なポイントですが、15.3期の配当は32円に対し38円、さらに16.3期は32-34円の配当予想に対して会社は40円としました。言い代えれば、「想定以上の増益基調と増配」が続くという状況です。時価1497円

さて、ROEを覗いてみます。やや不満の6.6xです。自己資本が69.2%とかなりの水準にあるためROEはやや低めに出ます。しかし10以上を狙わなければ長期には持てない気がします。ただ機械業種に属するので、長期の持続的好調は難しいかも。

もう一つは、9638 情報技術開発といいます、難しそうな会社ですが、

EPS

四季報予想    15.3  69.7円     発表      80.7円
四季報予想    16.3  74.5円     修正予想  92.5円

配当

15.3  21-25円    発表      26.0円
16.3  21-25円    修正予想  28.0円

と大幅上方修正がありました。私はこの独立系情報サービス会社を知りませんので、もう少し勉強したいとは思っています。