秋のG-1シーズンがやってきました。気張るわけではないですが、今年は特に力が入ります。その中で、昨今は大橋巨泉を思い出しています。彼は現役のころ競馬通でしたから「サラブレッドは格で走る」と常々言っていました。それって、ほんとう? とその頃は懐疑的だった私は、今になってなるほどうなづくものがあります。
まずスプリンターズS(G-1)では、ストレイトガールが勝ちました。G―1のヴィクトリアマイルの勝ち馬です(しかも昨年のスプリンターSの2着馬)。まさに格違いですね。次はG-2の京都大賞典では、G-1の宝塚記念を制したラブリーデイが勝ちました。強いなーと思いました。そして18日(日曜日)の秋華賞では、G―1のオークスに勝った、ミッキークインがおおかたの危惧(大外枠で不利とか、他のローズS組の方が強いとか)をよそに京都の2000米を駆け抜けました。何回VTRを回しても印象は同じ、4コーナーを過ぎてから短い直線で馬群の中からあっという間に突き抜けてきた雄姿には感激です。よくも浜中はやれたな,と感心しきりの私です。
そのVTR見ながら私は「巨泉の格言は生きているんだなー」と感無量でした。馬はどれほど賢いのか知りませんが、巨泉は「馬は自分が勝った、ないしは負けた相手のことは覚えてる」と言っていたような気がします。そういえばオルフェーブルは相手を見下して天下を睥睨、怖い顔をしていましたね。と言えば、馬は一度やっつけた相手には二度目も負けないと思うかもしれないな、と私はフト考えてしまうのです。
いよいよシーズンたけなわ、菊花賞、天皇賞がすぐそこに。今年は馬の格で馬券を組み立ててもいなと思っている私です。G-2馬、オープン馬よりも G-1馬を軸にするんだぜ!!