私、知りませんでした。アミノ酸に睡眠を助ける効果があることを。私たちは、寝られない夜が続くとまず、睡眠薬の助けを借りるようになります。睡眠薬が効きすぎて翌朝目覚めてもいまだ薬が効いているようで、頭がボーっとしているのです。よくあることです。

効きすぎを回避するために私たちは睡眠薬ではなく精神安定剤の助けを借りたりします。

かくいう私も、睡眠薬が強すぎてかえって困るということがありました。そこで、友人の医者と相談してデパスという安定剤をしばらく飲んでいましたが、その医者がまあ軽い睡眠導入に役立つだろうし、また幸いなことに、このベンゾジアゼピン系の安定薬は常習性もない(一日に6錠が限度)ということで、同類のソラナックスの0.5ミリ服用は、私には便利な睡眠導入剤として常習していました。

しかし、そうは言っても化学合成薬品なので、どんな副作用が後々でてくるかもしれないし、ちょっとだけ常用には不安はありました。ところが最近「味の素株式会社」からの通信で、アミノ酸グリシンが健全な睡眠(深く寝られて、翌朝すっきりするという)に役立つという宣伝に出会いました。

アミノ酸は普通は健康に役立つと言われて、ゴルフなどの運動の最中にちょっと粉末を口に入れたりして、たしなんできました。ということで、アミノ酸が睡眠に役立つなんて、思いもよらなかったのです。睡眠アミノ酸グリシンは、今はやりの機能性表示食品と言って食品の仲間で、薬ではないのです。私は、副作用とか車の運転とか、なんらの心配もいらないという宣伝文句に誘われて、ソラナックスの代わりに最近グリシンのを商標である「グリナ」を飲み始めました。

結論を出すには早いのですが。よく眠れて、何とも気分がいいのです。やはり味の素100年の歴史の伝統と研究は半端ではないと信じ始めています。