ベテラン主婦の方には少々恥ずかしい内容ですが、私はいま朝食を自分で作ります。もともと嫌いでなかったクッキングですが、どうやら家内が私のボケ防止のために強要しているのでしょうね。そこで、最近、空気が冷えてきて、また朝にスープを飲みたくなりました。かつて、日光の霧降高原のペンションに泊まった時に出してもらった朝食を思い出しています。
わたし的にはカップ2-3杯に味の素コンソメと、まず固い野菜の人参とジャガイモを入れて煮込みます。数分経ったら玉ねぎを加え、そして10分ほどゆでて、野菜が柔らかくなったらキャベツに米久のチョリソソーセージを半分に切って入れて、最後に塩と胡椒を一振り。でおしまい。冷蔵庫にベーコンとかブロッコリーでもあれば加えてもいいかなと思います。
さて、問題は、、、このスープに合うパンがなかなか見つからないのです。コンビニにもスーパーにも塩と粉と酵母だけで作ったフランスパンとか、カンパーニュとかクッペとか黒パンなどがありません。菓子パンはダメですね。パンはお菓子ではないという私の縛りでは、あんことか、クリームとか小豆とか、ソーセージが入ったパンは、お菓子であってパンではないと私は強く言い張ります。私にとってパンは神聖な感じのする塩味だけのパンであってほしいのですが。
車で10分以上走ると、ご夫婦で守っているパンの専門店があります。頑固で無口なおやじとおしゃべりで明るいお嫁さん、絶妙の取り合わせです。そこの店ではフランスパンはもとよりシンプルなパンはあります。週に二回ほどそこまで買いに出かけますが、それも退職した私のような人の日常のたのしみです。ともあれ結論は、私の平凡なスープもこういうパンに出会って初めて魅力を発揮すると思います。