1月10日の土曜日、京都競馬場では1レースの未勝利戦に白と黒のぶちの馬が走って軽く勝利しました。「ブチコ」と言って、競馬界ではまれな白い馬です。母は真っ白なシラユキヒメという馬で、父はキングカメハメハです。母の父はあのサンデーサイレンスです。よって血統も悪くないのです。この3歳馬の未勝利戦ではココという馬が一番人気に押され、ブチコは2番人気に支持されましたが、ジョッキー岩田を背にすいすいと3馬身ほどの差をつけて逃げ切ってしまいました。
この馬は本当にめずらしい毛並です。デイズニーの映画「101匹ワンチャンの大冒険」に出てくるダルメシアンという犬の模様そっくりです。白地に黒の斑点のあるブチですね。ということで多分馬主はブチコと名ずけたのでしょう。この馬はもともと強くてすでに2着を取っていましたので、ソロソロ勝あがると思われていたようです。きれいな馬が出てくると、それだけでも競馬界では話題になりますが、別けても強いということになると人気が出ます。
どこまで出世するかはわかりませんが、ブチコの競走馬生命の続く限り単勝を買い続けるファンも出るでしょう。競馬とはそういうものなんです。馬主は金子という有力なオーナーですから、簡単に負けてしまうこともないでしょう。かつて、オグリキャップというねずみ色の馬が並みいる黒い馬や茶色の馬をしり目に勝ち進みましたが、ブチコも白い馬体でもってすいすいと逃げ切ってしますレースを私たちに見せてくれること、期待します。