第二次大戦の連合国側の勝利の大きな、ポイントに「暗号エニグマの解読」があったのは多くの知ることである。私はそこに興味を持って エニグマをテーマとした映画を3回見ている。私はいつの間にか 符号人間になっていた。
先週のこと、阪神競馬の三木競馬記念の障害ステークスに、なんと同じ馬主の馬が3頭出てきた。人気は14頭中1,2,4人気であった。馬主も、ファンもこのタガのという感銘が付いた3頭の馬が上位に走ると信じたのだろう。私は、好奇心に駆られて、この3頭がどういう競馬をするか見物していた。そうしたら、あまり例がないのだが、タガノの馬が、1,2,3 着に入った。
- タガノエスプレッソ 4人気
- タガノアンビール 2人気
- タガノグルナ 1人気
同じ馬主の馬が複数出走すると、えてして人気のないほうの馬が勝つという有名な競馬のことわりがある。そして、このことわりは見事に証明された。馬券を買った人は、この3頭の馬だけで、3連複を組めば1780円、3連単を組めば11,320円、単勝で720円が当たってるのだ。総投資1500円で、13760円が回収されて、回収率が917%となった。
ただ、同じ馬主が数頭出してきて、1、2,3着を占めるのは容易ではない。こういう幸運に恵まれるのはきっと、それまでに10回も20回も失敗していることだろう。
かつてスパンキーという1勝馬が出てきたレースがあった。私は損を承知でスパンキーの馬券を買った。なぜか?それは私が多摩市に住んでいた1980年ごろに飼っていた柴犬とおなじ名前なのだ。まあ暗号というよりも、ノスタルジー馬券といっていいだろう。名前の通り当時の犬も、今回の馬も元気にとびはねていた。
最後にこれも本当にあった話。2012年ごろ私はトラブルに巻き込まれて苦労していた。行きまった私は、死んだ親父がこのことをあの世で察知してくれて助けてくれるといいなと願った。高速道路を走りながら、目の上の青い空、白い雲に願をかけて、「おやじよ、もし私の願いが通じたら、サインを送ってくれ」と祈った。そうしたら中央高速道路の相模湖の のぼり線で、目の前に切れ込んできた乗用車のナンバーが私と同じ 4――8 だった。私は、文字通り目を疑ったが、急にうまくいくかもしれないという希望が湧き、心が躍った。そして、前方の景色がかすんできた。私は涙目になっていたのだ。私と暗号の逸話はいくらでもある。