名だたるダートの名馬、アウオーデイ、コパノリッキー、サウンドトウルーなどに交じってノンコノユメとともに4歳の若さで挑戦した、2016年の最後を飾るG-1「東京大賞典」を勝ったのは、アポロケンタッキー(牡4歳)でした。いまだ人々の口は登っては来ませんが、父ラングフールはカナダの馬です。日本の競馬ファンにはなじみのない種牡馬で、欧州やアメリカでの実績のあるダンチヒの系統(父の父)でもあります。つまりこういうことですが、流れは ノーザンダンサー> ダンチヒ> ラングフール です。サンデーサイレンスのように大活躍している血統ではないのですが、つまりは人気になりにくい馬ですが、これからのダートでは「要注意」そのものです。

血統を特に勉強しているわけではないので、何ともコメントしずらいのですが、父ラングフールの血統は大型で550キロもあります。ダートのスプリンターという触れ込みですが、向こうでは2000米にも勝っています。距離の融通は利くということですね。

12月4日に中京で開催された「第17回チャンピオンズC:G-1」レースでは、サウンドトウルーが勝って、アポロケンタッキーは5着でした。今回は大井出身のプロ中のプロ内田騎手に乗り替わって、真正面から5,6歳馬にぶつかって勝利をもぎ取ったということです。私はこの馬の生涯18戦を一度も買った覚えはないですが、ダート戦の場合「強い馬は強い」原則があるので、まだ若いしこれからだと思います。つまりは世代交代が、いつもの年末のレースではよく見られることですが、進んでいるわけですので、注目してゆきたいと思いました。