徳光和夫は自他ともに認める競馬の「穴馬券」男であります。と思っていたのが先日の「競馬場の達人」という番組で、真実がバレました。その日収録のため1レースから馬券を買っていました。私は興味津々で、彼がどうやって穴馬を見つけるのかテレビにほぼかじりつきの状態。そういう 言ってみれば、伝家の宝刀を大衆の我々の前にさらすのか、それって本当にやるのか。

ところが彼はパドックなど見ないのです。「馬など見てもわからないさ」と。そうして競馬新聞を開いて、人気のない馬同士をくっつけて、ボックスにしたのです。③連複、3連単、馬連などほとんどが6-7頭のボックスです。これって何を意味するのか。つまり、まず人気がない馬を探します。そしてそれをまとめてボックスにするだけです。偶然その中から1-3着の馬が生まれます。

彼は残念ながら一頭ずつ、馬を調べたりはしていないのです。ただただ数冊の競馬新聞をチェックして、人気のない馬の集合体を作るのみです。これなら簡単だ、と思いました。

競馬番組のテレビ出演の時、あっと驚く穴馬を指名していたのを見た私は、なんと素晴らしいひらめきだ、どうやってこの馬にたどりついたのだろうかと、不思議でしょうがなかったのですが、この番組を見てすべてがわかりました。

なーんだ、そうだったのか。と私は失望してしまいました。彼が番号で選んだ不人気の馬をアナウンサーが馬の名前を呼ぶものだから、私が彼がその馬の個体を選んだと錯覚していたのです。彼は馬番を選んだにすぎないのでした。こんなバレる番組に徳光アナウンサーはどうして出てきたのでしょうか。