長い間競馬をやっているとこういうこともあるものだ、という例です。２０１７年もあとわずか、大みそかまで３週間を控えた１２月１０日、今年のＧ－１レースもあと２週間で「しめの有馬記念」がやってくるのですが、今年走り始めた２歳の牝馬の頂点を飾る「阪神ジュベナイル フィリーズ」が、輝く太陽のもと、阪神競馬場でとりおこなわれた。
朝からテレビにかじりつくのはいくら暇でもまずいとばかり、昨年完成したコンクリつくりの遊歩道を７０００歩ほどあるいて時間つぶしをした。昨日まで寒かった天候も少し持ち直して、今日は空気がぬるくなっていた。阪神競馬の７レースから馬券を買い始めた。と、いきなり３連単をあてた。今日は幸先がいいのでついているに違いない、と判断して、さらに中山で８レースの馬単を当ててしまう。順調なすべりだしである。
さらに順調に進むと、ホンコンでのＧ－１ ４レースのうち第二レース「香港スプリント」で馬連が当たる。日本から８頭も参加しているのだが、この第二のレースでは、日本の馬（レッツゴードンキとワンスインナムーン）は連対しなかった。そしていよいよ「阪神ジュベナイルフィリーズ」がやってきた。私はあらかじめ馬単をラッキーライラックから流していたが、発走１０分前になって、あることに気づいていた。
それは今年のＧ－１レースにおいて、１，４，７，１１番の馬がよく①－③着に入着していること。麻雀ではないが、いわゆるイースーチーの筋である。後悔しないために私は、記念という意味も込めて、３連単 １１－７－４ を一枚だけ(１００円)買っておいた。
たまたま１１番の馬が私の本命のラッキーライラックでもあったのだが。
息づまる熱戦、直線でのたたき合いの結果、ナント！ １１，７，４ とゴールしたのだ。目を疑った私は、何回もテレビのリプレイをみつめたが、確かに１１－７－４番とゴールに飛び込んでいる。確率的にも群雄割拠のＧ－１戦線で３連単をたったの一枚で、当たることなどそうは無いのだから、驚く方が当たり前だ。常日頃、「勘を養う」などと大口をたたいていたので、私はまさしく溜飲が下がった。ただ、果実は少なく、このレースの収支はマイナス６、０００円、プラス１５，８４０円だった。
