みなさま、あけましておめでとうございます。お正月にいただいた年賀状に「ブログ読んでいるよ」と書き込んでいただいて、感謝します。小生のようなうるさい人のブログ読むのも辛抱がいるのではないかと、ちょっと心配です。今回は誰もが見逃してしまうOTC 薬の名前のことです。

風邪薬の新薬「バファリンEX」を見つけたのが昨年2011年でした。その頃は薬剤師がよく知らないで、一緒に陳列の棚を探したりしていました。その頃気が付いたのですが、OTCのクスリの名前に妙にEXとついているのが多いのです、なんだろうこの現象は?といぶかって1年たちました。でもすぐに忘れてしまったのです。つまり薬の名前などどうでもいいことで、話題に取り上げても、誰も耳を傾けてはくれないと思いました。

しかし、持ち前の好奇心が災いして、どうもおかしいな、なぜEXばかりつけるのだろうか。厚労省とか薬事審議会が店頭(OTC)で売る薬にはEXをつけろというような指導でもあったのかなと思って、知り合いの小林さんという薬剤師に聞いてみました(なんと、私は暇ですねー)。そうしたら、「規制のようなものは何もない。アリナミンEXがあまりにもヒットしたので、皆が真似したのではないか」とおっしゃっていました。

ここで、疑問です。製品の名前の付け方はなるべく売れるように、また買ってもらえるように独自性とか、普遍性とか、イメージを意識してつけるはずです。ですから誰もがEX を製品名の後ろにつけるのは、かえって消費者を困らせるのではないかと思います。ま、よけいなことですので、筆をおいた方がいいでしょう。

ちなみに気が付いたEXがらみの薬などは、ざっとあげても以下の通りです。

  • バファリン EX (風邪)
  • リエイジ EX  (八味地王丸)
  • フレックスパワー EX(ひざの痛み)
  • クリーンデンタル EX(はみがき)
  • グロン EX (ひざの痛み)
  • コンドロパワー(同上)
  • アルフェーEX(健康ドリンク)
  • アスピリンEX(ビタミン)