数年前にさかのぼります。日本のワインが世界に羽ばたく、、、なんて考えられなかったのですが、些細なきっかけでわが山梨県の三沢ワイナリーの白州(市価1700円くらい)が、ヨーロッパで受け入れられたとの情報を得ました。まさかと思いながら北杜市の須玉の丘にあるワイナリーを訪問しましたら、あにはからんや、その話は本当で、白が本家のヨーロッパで受け入れられたそうです。

すでにTVなどで報道されているのですが、さすが、、知り合いの後田夫人はご存知でした。さっぱりしたフルーツの風味の中にわずかに酸味を感じ取れるのですが、軽くてテーブルワインとしては秀逸だと思いました。さて、話は飛びますが、この白州よりもさらに飲みやすく、くせのない白を見つけました。毎度恐縮ですが、これもやはりわが第二のふるさとになりつつある山梨県の、勝沼にある 株式会社 ルミエールの「ルミエール イストアール 2011」です。

もはや流行から後れて、うら寂しい清里の北の「清里の森」にルミエールというレストランが営業を続けています。ある日友達の田山さんとハンバーグを食べに行きました。そのレストランの中にルミエールワインがありましたので、とっさに私は、ルミエールというワイナリーがレストランも経営していると勘違いしました。ですがまったく別だったのです。つまりルミエール(光)という呼び名の響きがいいので、多くの人が使いたがるということでしょうか。

というきっかけで、私たちは勝沼にあるルミエールワイナリーを訪れました。そのとき買ったのがワイナリーお勧めの Histoire 2011 でした。定価は2200円前後で、わたしが日常飲んでいるワインの価格帯よりも少し上でしたが、折角のおすすめだったので、試しに買ってみました。味ですか? よかったです。あまりに軽くて、飲めない私ですが、グラス2杯があっという間にスーッと喉を通りぬけてしまいました。

美味しいという表現はよそ様に伝えるにはいけませんね。むしろ、軽くて純な感じで、なんとなく気持ちが落ち着くような。この表現もよくないですね。ワインを飲みましたというよりも、気が付いたら、フルーテイ(リンゴ、ライチ、バラ、はちみつ、ヘーゼルナッツなどの香り)な飲み物がのどを通り抜けました。と言わせてください。また飲みたいな、友達にも飲ませたいな、と検索してみたら、結構名のある都内の酒屋小売店で売っていようです。