秋冷の候がやってきました。私は半ば強制的に(というか脅迫されて)フルーの予防注射を打たされています。実際今まで一回もフルーにはかかったこともなく、まるで他人事のように受け止めていますが、やはりインフルエンザの恐怖が世間には蔓延しているようで、打て打て、とまるで日露戦争の乃木大将のごとく、わめいている人が身近におります。朝のうちに義理を済ませてから、本屋で、前日に岡本和久さんに紹介してもらった本「金遣いの王道」(林望、岡本和久共著)を買って、レストラン「アフターヌーン テイー」で開いてみました。
林望先生は、先だって新聞か何かに「減らしながら老いてゆく」という意味の哲学というか、知恵をご披露していましたので共感を覚えていました。この先生と岡本さんが同級生だったとは、ちょっとイメージがわきませんが、この本は二人の対話でつづられていて、まあ、内容の濃いい本でした。予防注射をすると、直ちに風邪の症状が出てきて、気分がすぐれなくなるのですが、前回は豪徳寺で気分が悪くなってしまい、その反省に立って
今日はゴロンと横になってこの本を読み進みました。
そうやって時間をつぶしているうちに、最近の自分の置かれた状況について、いろいろのことを考え付きました。その一つに、7月末の目の手術以来明らかに違ってきたことが3つあります。このことは、手術を甘く見ていた時分には実にショックとなりました。1)まずゴルフですが、左目が良く見えるようになったので、右目との関係を調整するためにメガネを作りましたが、これで、ボールがクラブの芯に当たってくれません。どうやら今までとはヒットする角度が変わってきたようです。おかげでソケットがワンラウンドで4-5回も出るようになりました。修正の方法が見つからないので悩みです。2)今まで、本を読むときはメガネをはずして、近眼で見えていましたが、今では逆に、本を読むときは新しく作った老眼用のメガネをかけて読まなければなりません。その結果、ついコンを詰めた読書は面倒くさいと思うようになりました。3)そして、不思議なことに手術をきっかけに馬券が当たらなくなりました。つまり、2)の延長で、競馬新聞をよく見ることをしなくなったのです。集中ができず、もっぱら単なる勘に頼って買うようになりましたが、この結果が良くないです。
今まで、手術は自分お体にメスを入れることのリスクを考えましたが、今ではその結果今までの生活習慣が変えなければならないと思い知ることになりました。やれやれ、これからはもう少し現実の状況を把握して、面倒なことを嫌がらずに修正していこうかなと、今日はトマトとモツァレーラのパスタをいただきながら生活習慣を変える覚悟しました。とりあえずゴルフ場ではワンポイントアドバイスをカントリークラブのインストラクターにお願いすることにしましょう。また、老眼用メガネをいつも身に付ける習慣をつけましょう。