今朝は枕元に「積読(つんどく)して、ほったらかしにしていた本」を手に取ってみた。それが2017年に大ヒットした[ライフシフト] リンダ グラットン著 という本であった。わずか出だしの5ページを読んで、私は 目の前がぱっとひらけたのだ。100歳時代を前にして、ネガテイブな話が多い中で、私たちは、100歳という長寿の時代をもっとポジテイブにとらえなければならないのだと。

いま50歳の人が、この私の雑文をお読みになるならば、覚悟した方がいい。これからあと50年生きてゆくのだと。今は人生は70歳とか80歳とかの年齢パラダイムの中で、年金とか、生活費とか、健康とか、が議論されている。それは当然のこと。いろいろな制度もそういう枠組みの中にあるのだからそれが現実である。けれども、私が毎日のように聴く妻の感嘆の声を耳にするたびに、何かが違うな、どうも世の中変わってきたに違いないと思うようになった。妻は言う「私のゴルフ仲間には、ガンから生還してきたお友達が多い。嬉々としてゴルフを楽しんでいる。中には“蒸し暑いから”と言ってカツラをかなぐり捨てて、プレイしたり、19ホールでおしゃべりする人たちもいるという。また、友達のSさんは肝臓がんを患ってインターフェロンで治療していたが、そのあと膵臓がんが見つかり、最近 肺がんが見つかって治療にはいった。きのうは、しかし、ゴルフをしてきたと。実際にそんなことありですか?

一方で、私はいつものように薬が革命的によくなったとか、いったんはリタイアしてもその後に仕事をしたいという意欲のある人たちの話をしながら、いったい寿命というものはどういう風に変わってくのか総合的には把握できていなかった。しかし、今朝この本のページをめくって、すべてが見通せるようになった。もう私は、「としよりだから」とか「もうリタイアしたから」とかのセリフは口にすまいと思う。こういう言い方はもはや、言い訳に過ぎないのではないか、と思う。また、生産労働人口は統計上18歳から75歳ほどに拡大しなければならないのかもしれないとも思う。

私は自分の人生を全うしたとかという次元を超えて、これからいかにして健康で人々のお役にたつかということを考えなければならないだろう。でなければあと20年くらい”ご隠居さんとして“無為に過ごしてしまう”ことになる。いま50歳以上の方たち、まだお読みでないならぜひ、下記の本を読んでもらいたい。あなたはきっと変わるでしょう。

 LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略  東洋経済新報社 Y1800+TAX