もう配当とりですか、と質問されそうですが、私は配当取りを目的とした場合は、数か月前から用意します。まず、配当取りに適切な銘柄を探します。それは、

1) 今期配当り利回り予想が高めでなければならないので、増配が予想される銘柄

2) またその裏づけを取るために業績は、当然好調でなければならない

3) 出来れば今現在人気のない銘柄であってほしい

4) 出来れば15.3も業績が堅調に推移してほしい

そして今から3月の末の配当付き最終日までさらに株価が下がる場面があってほしい。ということは、決めた銘柄を毎日モニターすることです。それはノートに株価を毎日取ってゆくことを意味します。ではその有力な銘柄はいくつらいがいいのかということですが、まあ、いくつでもいいのですが、3~4銘柄で、かつ自分の資力と権利落ちでも配当分が値下がりしないで売却のチャンスが来るように、銘柄の質(成長性とか、収益性)がいいことが条件になりましょうか。

株価は下がれば下がるほど魅力が生まれてくるので、下げは歓迎です。下がりつつある株を配当目的でゆっくり仕込むのはそれこそ快感の世界ではないでしょうか。普通、上がる株価によろこびがあるのに、さがる株価を喜んでいるということは稀ですね。貴重なぜいたくな時間です。

あとは予想利回りをいくらで配当取り銘柄にしたいかということですが、私のコンベンショナル ウイズダム(経験上の知恵)では3%かそれ以上がほしいです。金利の環境にもよりますが、投資効率も考えたいし、下値の不安が少ないことも大事ですし、銘柄選びは、特に変わった銘柄というよりは、ごく平凡な上場銘柄でいいのではないでしょうか。さて、今年は、12月はキャノンで配当を取って、12月にそのキャノンを売ってから3月にはリコーやコマツで配当を取ろうという方針を立ててみましょうか。それにしても、キャノンの12月-1月の相場は毎年動きが目立ちますね。