ひとはこうやって育てるのか、と私は9月6日(日)競馬を観戦しならら、つくづくと思いました。テレビにはゲストとして、競馬界では名高い岡田繁幸氏が出演していました。岡田氏は馬の育成もすれば、馬主でもあって、大活躍。特にその 相馬眼(馬を見る目)はつとに有名です。この日、何気なくテレビ番組を見ていたら、ちょうど彼が騎手の 柴田大知をほめそやしていたところでした。

テレビのキャスターの質問に答えて曰く、「柴田大知騎手はきっとよくなるよ。うん、ますますよくなると思う。だって彼は努力しているもん。最近は人気より馬を上位に持ってくるようになったね。それもしょっちゅうだ。こういう人は必ず出世するよ」と、ちょっと誉めすぎではないかと思うほど、柴田大知騎手を持ち上げていました。

ところが、こういう競馬界のドンに誉められるとまず騎乗回数が増えます。それに強い馬を回してくれる、本人もやる気がでてきます、その結果、勝ち星が増える。という好循環を生むのです。今、競馬界で有力とされている騎手たちは最近はエージェントと言って、いわゆるその騎手担当の営業マンがいるのです。その営業がものを言って厩舎や馬主は騎手を選ぶのですね。営業マンを持たない騎手は次第に騎乗回数が減ってきます。

私は、躍動する柴田大知騎手の活躍を見て、彼も岡田マジックにはまったな、と思ったのです。9月6日(日)、12日{土}、13日(日)、19日{土} さらっとおさらいしてみると、柴田大知騎手は計37鞍に騎乗しています。そのうち人気よりも順位を高くもってきた回数は20回、低かった回数が13回、人気と馬の着順が同じ回数が4回ありました。

今や、柴田大知騎手は生まれ変わった騎手です。燃えています。ということで、私はご贔屓の騎手(デムーロ、ルメール、石川、川田、福永、武、北村宏、藤岡兄、戸崎)などの騎手たちに、お好みの騎手として柴田大地を加えることにしました。素晴らしいパフォーマンスが期待できます。(騎手は5番人気の馬を頑張って4位でゴールさせると、順位を上げる力がある、と認められます)