4月20日は中山競馬場で皐月賞が行われていました。サンスポ新聞に登場したかの有名な岡田繁幸氏は皐月賞の予想をして、さらにもし自分の予想が外れるとしたら「一気に逃げる馬の出現だろう」と言っています。当日の中山9レース、鹿野山特別(4歳上1000万条件)は、まさに皐月賞と同じ距離2000米のレースで、各ジョッキーはこのレースから当日の馬場の状況を知るというか学ぶというか、そういうお膳立てになっていました。
ちょっとだけ馬券を買ってレースを見ていましたら、なんとマイネルミラノという4歳馬が逃げて、ぶっちぎりの余裕の勝ち星を挙げました。それまで2000米を走ったことのあるこの馬は3月9日に57キロで2:01:1 という時計で500万条件を勝っていますが、当日は同じ2000米を55キロでの昇級戦ですが 2:00:3 でゴールを駆け抜けました。
今まで中山で2勝していますので、中山得意ということが言えます。ただ2-2-2-10という戦績を見ても、特に強い馬という印象はなかったのですが、ここでようやく花が咲いたとでも言えましょうか、逃げ切って面目をはたしました。父ステイゴールドですから最近は希少価値でもある血統です。柴田大知騎手はまるで自信満々の騎乗ぶりで、後続のだれにも影を踏ませなかったわけです。
元来逃げ馬好きな私は、これで、ようやく肩入れできる逃げ馬が到来したものと喜びました。4歳になって充実したこの馬は前回の2000米でも2位を4馬身離して圧勝したように、よほど2000米の距離が得意なのですね。皐月賞にはもともとバンドワゴンという極め付きの逃げ馬が出走するはずでしたが、故障を発症して出走できませんでしたので、
皐月賞では敢然と逃げる馬が見当たりませんでした。しかし、マイネルミラノは皐月賞の前座の舞台で、見事に逃げ切って見せました。
逃げ馬はナハに立つと強いですねー。これから当分私はマイネルミラノを買い続けると予感します。