ついに一年ぶりに「後藤騎手」が復活しました。命がけの闘病はわたしなどの想像を絶するものがあります。5日土曜日に東京競馬場の芝を走って感慨深かったことでしょう。私は過去、特に後藤を応援していたわけではなく、また馬券も後藤だからといって買ったこともありませんが、今回だけは後藤の闘病生活を何かの本で読んでしまっただけに、なんとか支えたいと思ったわけです。

結論を言ってしますと、せこいかもしれませんが、私は土曜と日曜の後藤のレースすべてに1000円の複勝馬券を買いました。単勝を買わないというのが私らしい。つまりいくらなんでも勝ち負けまでは無理だろうなという理性的な判断が入ってしまったわけです。なかには藤沢和調教師のように、「後藤が再スタートでしょう、なら本命の馬に乗ってもらう」と、最強馬シンボリエンパイアを提供した美談もあります。またメイショウの松本馬主は冠メイショウの馬2頭に乗せています。つまりファンや関係者みんなが後藤を応援していたのですね。

頚椎の大手術に直面して後藤は「命をかけるか、競馬をやめるか」という決断を迫られたとき、敢然と競馬をやりたいと言ったそうです。ものすごい覚悟ですね。並の人間には出来ません。ということで病みあがりの騎手でありながら、なんとか二日間を走りぬけました。私がひそかに応援している父エンパイアメーカーの仔シンボリエンパイアは勝ちましたが、後藤は「苦しいレースだったけど歓声におされて、、、」と述べています。

日曜日 6日 着順  人気

東京  1R 2着  2人気  180円
    4R 7着  5人気
    7R 1着  1人気  120円
    8R 16着 7人気  

土曜日 5日

東京  2R 2着  8人気  660円
    5R 9着  3人気
    8R 3着  6人気  250円
    9R 11着 10人気
   10R 7着  13人気
   11R 12着 13人気

上記10レースに騎乗した後藤ですが、まずは無事でなによりでした。結果は、

人気を上回る成績が4回、下回る成績が4回、人気どおりが2回でした。久しぶりの、しかも病み上がりにしては、贔屓目に見なくても健闘したと思いますが。

この1000円X10レース分=10000円が結局1着1回、2着1回、3着1回、着外7回という結果になって12100円となりました。