1月27日、川崎競馬場では「弟5回川崎記念ダート2100米」が施行されました。このレースで印象深かったことは、①ホッコータルマエの復活、②オフト京王閣の使い方 でした。

最近負け越しのホッコータルマエが得意(川崎記念をすでに2連勝)の川崎で再びよみがえるか、大方の興味の焦点でしたが、短い直線を粘って、前回、暮れの東京大賞典で大敗したサウンドトウルーにリベンジしました。最後の粘りというか2枚腰はたいした強さです。叩き合って2着に入ったサウンドトウルーと3位のアムールブリエも健闘はしましたが貫録負けです。ホッコーはこれで3月26日のドバイワールドに参加するようです。日刊ス紙によると、G-1の10勝は史上初だそうです。こうなると、キンカメの跡を継ぐ血統の一番星になれるので、種付け料も高くなるに違いありません。先行して粘って流れ込むという持久戦に強い競馬体質が子孫に受け継がれるのが楽しみです。3着に突っこんできたマルガイのアムールブリエ(5歳牝馬)を応援していた私は、「負けて強し」とアムールに特に失望したわけでもなく、やはりアムールも強いと認識を新たにしました。

京王閣は競輪の巣ですが、地方競馬の場外でもあったのです。競輪のバンクが大きなガラス越しに見える特別な席で、川崎競馬をスクリーンで観戦できるとは、一石二鳥を狙ったサービスで、私は初めて知りました。スマホを持っていない私は、地方競馬の馬券は買えませんが、身近に便利な場外馬券売り場があれば、特別交流レース(地方の競馬に中央の馬が参加できるレースのこと)の馬券は買えるのです。この特別交流レースは予想がわりと簡単で、比較すると実力の差が歴然で、まず中央の馬が上位を占めるのです。今回の川崎記念も上位5頭のすべてが中央の馬でした。無論配当は低いですが。