何度も同じ馬を取り上げるのは少々気恥ずかしいですが、ここはやはり1800米の壁を破ったロゴタイプ(父ロエングリン)を取り上げざるを得ないのです。可能性として、(ロゴタイプは2000米でレコードタイムで)、他を圧倒する走り方を見せつけて、今日15日の月曜の朝には、ダービー候補一番乗りという強烈な印象を与えてくれました。2000も無理という下馬評(私だけかしら?)を覆す好走を見せたロゴタイプは、ミルコ デムーロに言わせれば、クリスチャンが乗っても「ダービーも大丈夫」ということです。

私は皐月賞前にあきらめたタマモベストプレイとともに、ロゴタイプも2400米のダービーもいけるのではないかという自信が沸いてきました。少なくとも父ローエングリンが作った最高の子供ということは確か。コデイーノが神経質なパドックの様子と走りの中身から、少し不安を残しているのに比べて、ローエングリンとエピファネイア(福永)の皐月賞1,2着がこのままダービーでもありかと思わせるところがありました。つまりダービー馬券を今日買うとすれば、ローエンからタマモとエピファへと流して、決めるということでしょうか。

戦前は乱戦と言われた皐月賞ですが、終わってみればローエングリンの圧倒的なレコード勝ち。いつまで走っても2着のエピファネイアとは2分の一馬身はちじまらないという印象でした。馬場の手入れが毎年よくなってきているので、必ずしも馬の力でレコードが出たとは言えないかもしれませんが、ロゴタイプとは、馬主の吉田照哉氏がいみじくも言っていたように、「サンデーサイレンスみたいな」馬だそうです。母父がサンデーなのでそういうセリフがとび出したのではないでしょうか。

私の常識では単勝3.7倍の馬が勝つのはマレです。しかし主役不在と思われた今年の皐月賞は3.7倍の馬が勝ちました。皐月史上最低の一番人気馬の支持率でした。ですから、このブログは結果で勝ち馬になった優勝馬を支持する評論です。もっとも取扱いの易しいカキモノですから、私自身もいい気になって筆が走るのをセーブしなければなりません之ぇ、ここらでおさめます。