最近本当に悩んでいることがありますが、それは「免許証をいつ返上するか」という問題です。わたしは10月に80歳の誕生日を迎えて、ついにそういう時期がやってきたのだと覚悟しました。最近は老人の交通事故が多いような気がします。しかも、残念なことに被害者がいたいけない幼児とくれば、報道を聞くたびに、私も人の親として憤りとか、怒りを感じます。交通法規はもとより、こんなことがあってはならないという当然の社会のルールがあるのですが、そのルールが簡単に破られてしまう今の時代。

そして、加害者の老人は「よく覚えていない」とか「何が何だかわからない」とボケたふりをして責任を逃れようとします。何ともやりきれない気持ちです。そう考えてみると私は、年齢がここまで来ているのですが、当然運転免許証は返上しなければならないでしょう。理の当然です。ところが、前回の試験場では私の筆記と実技、そしてコンピューターのシミュレーションは優れていて、「55歳の半ばの技術と言うか、水準にあります」というお墨付きを係官から頂き、「まだまだ運転は大丈夫」と自信を持ちました。

しかし、妻の決定的な言葉が身に沁みます「事故を起こしてからでは遅いのですよ。起こす前に返上しましょう」と言われて、別の私は「そのとおりだ」と思いました。そして機会を見て、スバルのデイーラーで知恵を拝借しようとお聞きしました。スバルのレヴォーグの場合は「アイサイトが付いていて時速50キロまでなら、自動ブレーキが働いて衝突を免れます」また「時速50キロ以上でも、大きな事故を抑制できます」とデイーラーの方が自信と誇りをもって言います。すでに、専門誌の統計では、スバルの車の事故率は低下傾向にあります」とも言っていました。

そうなんだ、そのためにスバルの車を購入したのではないか。私も自問自答します。そうは言っても事故と言うものは思わぬタイミングで発生します。そうですね、予見できれば事故はないのですから。というところで、私は、本当に今年度中に返上をしようと決心するのでありました。