前回のテーマは私が運転免許証の返上で悩むことでしたが、もう一つ、毎年悩むことがあります。これは万人のテーマですが、私の場合、毎年 写真を賀状に印刷して120人ほどの友人に年賀状として送ります。少ない方だと思います。毎年の行事ですから、なにもやめないでいいのではないかという声もあります。

しかし、寄る年波で、同じことを今年も繰り返すとなると飽きてしまったのです。それに、ピタッとくる写真がないこともあるのです。今年はどうしようかと迷っていると、家族の中から「もうやめたら。頂いた分だけご返事をすることでいいのではないでしょうか」と言う声もありますが、同時に「今までやってきたことだから続けなさい」と言った声もあります。

この話は2012年にリタイアした時から我が家の年末の話題でした。そして仕方なく、写真屋にあまりぱっとしないメデイアの原版を持ち込むことになるのです。とにかく、曖昧です。よって、2017年(平成29年)の正月から、お年賀状は、あらかじめ作ってはお送りしないことに決めました。これでいいのかな、という声もありますが、29年からは、失礼ですが、いただいたお年賀状にご返事をするだけで、勘弁してもらおうかと思います。最大の原因は、私の中にエネルギーが無くなって、何か億劫になってきたような感じがしているのです。なんていうか、マンネリ感が強いのですね。

年を取ったら冠婚葬祭も不義理してよいのではないかと友人たちも入れ知恵してくれます。そうなんだ。それがこれからこの世にお別れする私のような立場の人間の一つの儀式なんだ、とひとりで納得しています。