昔はフレンチフライを店頭で注文すると、女店員が「ポテトフライですね」といったものです。私は日ごろ仲間からの批判の多いマクドナルドの、特にフレンチフライのファンなんです。あまり野菜を食べない私が、「ジャガイモだって油で揚げてあっても野菜だろう」、などと言い訳しながらいただくというわけです。確かにマクドナルドのフレンチフライは画期的です。アイダホのジャガイモを細切りにして、油で二度揚げしています。それがマクドナルドの特色なんですね。
マックのどの店で注文しても同じ形、同じ味がしますが、きっと加工の管理は鉄壁だからと思います。ですから安心です。私の場合はマックではむしろフレンチフライが主役で、フィレオフィッシュバーガーとかクリスピーチキンバーガーなどがわき役と言ってもいいくらいです。
ある日スーパーの冷凍食品のガラスのショウケースを覗いていると、縦10センチ横7センチくらいの赤い色のかわいらしい箱を見つけました。そこには、「Micro Magic」と印刷されたフライドポテトの90グラム入りがあったというわけです。メーカーは大塚食品、親会社の大塚製薬は統合失調症の薬で有力です。それに、あのいつもお世話になっているカロリーメイトの会社でしたから、農薬混入の心配はないでしょうと、腹を決めて買ってみました。笑
箱のふたを開けて、2分30秒チンするだけでホカホカのフレンチフライができます。それに植物油を使っているので、なんとなく安心です。ロンドンではアツアツの新聞紙にくるんだフィッシュアンドフライを、また東京でもフレンチフライの専門店が開店したそうです。ほかにもore-ida というブランドもあります(同じく一袋100円)。アンパンマンのふくろものや八社会のどっさり入っているものよりも、なんとなくエキゾチックなスタイルです。オレアイダの方はスパイシーな味付けで、マイクロの方は塩味だけのシンプルなものです。
因みにパリでは、フレンチフライを紙で包んで歩きながら食べる風習もあるようですが、これ時はテレビの映像で見かけました。当然ですよね、フレンチですから。