縁あって甲府をフランチャイズにする「ヴァンフォーレ甲府」を応援するようになりました。6年前に北杜市に別荘を持つようになって、ヴァンフォーレをなんとなく応援し始めました。ちょうど韮崎にある東京エレクトロンもスポンサーだったので、余計に私が関心を持つようになったのです。眺めていると、このチームはとんでもないことをしていました。

それは、J1 に2度昇格しましたが、2度脱落したのです。創立以来16年の歴史あるチームですが、J1はもとより J2でも2011までは一度も優勝したことありません。規模の小さなローカルの2流どころといった地位です。しかし、何かおかしい。何かが進んでいる、と2010年の柏レイソルと熾烈な優勝争いをしていた時に気づきました。2011年、柏とともにJ1へ昇格したヴァンフォーレは、優勝してしまった柏を横に見ながら再びJ2に陥落したのです。

もうダメ、もう這い上がれないと思いました。だって精神的にもつらいことになったのです。柏は残る、甲府は落ちる。その上頼りになった得点王ハーフナーが外国に引っこ抜かれていなくなった。どう考えてもj2で優勝争いができるわけはないと。

ところが、私めは完全にチームに裏切られました。ダヴィが来て、得点を稼ぎまくり、なんと連続24試合負けなしという偉業を遂げたのです。私は鳥肌が立ちました。そうか、そうなんだ、J2では実力があって、勝たなくても負けないならばいいんだと。2012年の優勝は24勝4敗14引き分け。これって、なんとすごい記録ではないでしょうか。

63得点、35失点で得失点差28はジェフユナイテッドとともにJ2トップですぞ。11月19日の京都サンガとの最終戦、4勝8敗と負け越している相手ですが、アウエーで0-0の引き分けに持ち込んだのです。これはすごい。ほとんど勝に等しいのではないでしょうか。

牛の歩みですと城福浩監督。なんでもいいです、ヴァンフォーレは、まじめにファンとともに一生懸命プレーしました。

2013年はまた3度目の正直で、J1で戦います。お願いですそのままJIにとどまってください。おっこってこないでください。