と言っても映画ではなく本の話です。誰でも、007が好きだとか、ダヴィンチコードを好きな読書家なら、この本は読まねばならないマストだと思います。というか、読むに違いないと固く思います。ひょっとしたきっかけでアマゾンで買ったのが「ピルグリム」①②③です。極め付けのスパイ、諜報合戦、スリル、生と死をかけた戦い、表社会に出ないで名もなく国家のために戦うエリートたち、CIAやFBIよりもさらに危険なミッションを背負った者たち。もしこの手のジャンルが好きな紳士諸君なら、まずアマゾンしてください。決して後悔はしません。ただ寝不足になること、お約束します。

彼はこの小説の主人公なのに、名前が無いのです。いらないのでしょうね。あだ名は「青の騎士」ですが過去は消しました。アメリカの100の情報機関10万人の頂点に立つ いわば、軍隊の中の憲兵みたいな。経験を積んで、悪を退治して、今はテロリストに対峙する超エリート。私ら素人が聴いてもほしくなるものばかり備えています。強い意志、明確な目的、並はずれた戦闘力、と監視力、おそるべき忠誠心、孤独に耐えられる心、などみんなほしいけど、持っていない私たち凡人から見れば、夢のおとこです。

ダヴィンチコードではラングレン博士が活躍しましたが、このサスペンス物は必ず映画化されるでしょう。原題は I am  Pilgrim  です。諜報機関の頂点に立ってテロと戦う一匹オオカミです。ハヤカワ文庫 Y860 ①②③