昨年のこと、マイナーな映画を上映する映画館で「アデルは熱い色」というレスビアンの映画を見ました。その主役を張ったのが レア セドウ だったのです。彼女は男性の方を受け持ち、青い色の髪に染めて女性の方を翻弄したのです。そしていつかその映画のことは忘れてしまいました。ところが、いつも楽しみにしている007シリーズの「スペクター」が上映の運びとなり、何気なく映画館に足を運んだら、女性の方、いわゆるボンドガールが レア セドウだったので、驚きました。
そうか、この映画に出ているのか、とわかって期待しながら2時間半を過ごしました。その前に レア セドウ主役の「美女と野獣」をテレビで見ていたことがありましたので、私にとって、007は レア セドウ の3本目ということになります。この29歳のパリ生まれの女優は顔はボーイッシュながら、素晴らしい肉体で観客を圧倒します。なよなよとしているわけではなく、ベッドシーンもこなすし、格闘もします。まあ、言ってみれば万能タイプの女優ということでしょう。映画ファンならばもうとっくにご承知ですね。
彼女の主演映画は、たった3本しか見ていないので、大きなことは言えませんが、とにかく存在感が凄い、それに演技も確かです。スペクターではボンドガールとしては、まじめに役に取り組みすぎたような気もしますが、007のダニエル クレイグに I love you
と言わせたのは、007シリーズ始まって初めてではないでしょうか。つまり、ショーン コネリー以来決して女性を愛したことのないジェイムス ボンドがついに心を打ち明けたのです。その点では、私は失望して、007シリーズの中ではスペクターは2流ものだと評価しました。
ともあれ、クレイグはクレイグ、またレア セドウは素晴らしい女優です。これからも彼女主演の映画は売れまくるでしょう。