最近は晴天が続くと湿度が24度くらいにまで下がってきます。私たちは日常、気温は気にしますが湿度はあまりきにしません。連休中両足の皮膚が乾燥してかゆくなりました。テレビを見たり、みんなと話をしているとき、我知らずついボリボリ掻いている私を見て娘が「風呂上りにオイルを使わないとだめよ」と注意してくれました。
もともと実家には好んで使っている花王のキュレルがあります。しかし、ここ別荘にはクリームはそろえていないので、まさか両足全面にメンソレ塗るわけにもいかず、何でもあるJ-Martにいってみました。うろうろしていたら、ありました。ポーラオルビス(4927)の「ピュア ナチュラル エセンスローション UV」(無香料―210ml)というもので、コラーゲンとかヒアルロンサンとかが配合されている顔面用の乳液です。ポーラが上場したころ株価には興味をそそられましたが、商品は今まで手にとったことがありません。いいチャンスだとばかりソレを求めましたが、小売価格はわずか598円。たぶんポーラの製品群おなかでもっとも大衆的な価格で売られているものではないかと思います。
資生堂や有名ブランドなどに比べると明らかに安い。安いと言うことは品質も、、、と一瞬疑いましたが、好奇心のほうが強く、買ってきて早速両足に塗りたくりました。驚くべき効果テキメンで、唖然としましたが、一度塗っただけでかゆみが止まったのです。まあ、偶然だとは思います。けれど気持ちが良かったです。ちょうど指名ピンチヒッターが打席に立ってヒットを打ったような。
ポーラは資生堂とは異なり、通販および個人向けに訪問販売する独特のマーケテイングの会社ですが、株主関係に疑問があって、上場時には議論はしましたものの、それっきりになっていました。今改めて製品の効果を知るところとなり、私自身投資家として一歩前進しました。B-C企業は製品がありますので、判断はB-Bよりも楽です。DIYやスーパーで販売する安価な製品は、価格が決めてでしょう。ゆえに、購買する消費者は相対的に有利な立場に立ちます。私は、理屈ですが、有利な立場を無意識に利用したのですね。
改めて株価を調べてみますと、昨年の11月の市場が底を打ったときから比べ45%上昇しています。その間の市場全体は56%も上がっています。市場に比較すると相対的には遅れていますが、市場と同じ比率の上昇をしなければならない道理はありません。と考えると、28.7xのP/Eとか1.44%の配当利回りは、特に魅力があるようには思えませんでした。また注目のROEもわずか4.8xですから、いくらビジネスモデルが目新しいと言っても、現在の株価は将来の成長をかなり織り込んでいるような気がしました。