4月26日(土)の京都6レース、おかしいとは気づきませんでしたか?番組編成が変なのです。こういう編成ですと公正な競争が担保されにくいということがあるのではないでしょうか。つまり、このレース、サラ3歳以上500万下で14頭立が出走しました。番組表を見ていて何か重くるしく感じたので、よくみてみますと、ナント、14頭中4頭が同一馬主だったんです。それはわかりやすいのです、4頭すべてにスズカという冠名がついていたからです。いわく、1)スズカアドニス、2)スズカキングダム、3)スズカアルファ、9)スズカルパンの4頭ですが馬主は永井という人でした。

しかし、馬をあずけている厩舎は4頭ともに別々でした。強弁すれば各厩舎が勝手に出走計画を立てたときに偶然同じレースに4頭が終結したということになりますが、そういう話を信じてしまう人はいないでしょう。このスズカの4頭が共倒れになって、1着を他の馬にさらわれたらなんと愉快だろうかと、私は単勝18.5倍もつく4~5番人気のラウンドロビンに目をつけて、たくらんだ永井さんを悔しがらせようかと思いつきました。

とは言ってもスズカルパンは前回、前々回ともに2着に入った実力馬なので、単勝は1.7倍まで買われていたようです。ということで、簡単にラウンドロビンが勝つとは思えません。そして数時間後に外出から帰ってきた私は現実に直面しました。つまり、本命スズカルパンが勝って単勝170円、2着にワンダーブラザウンという人気うすの馬が入り、3着に上記の私が買ったラウンドロビンが入りました。つまりほかのスズカ3頭は着外に外れたのです。

馬連は3080円、馬単は4480円、3連単は40470円。スズカルパンからてびろくながした人はこの馬券を獲れたでしょう。スズカの4頭を馬連とか馬単とか3連複などに組み合わせて買った人はすべて外していますね。私の作戦は失敗でした。つまりはラウンドロビンの複勝(270円)を買うべきでした。18.5倍の単勝ねらいというあまりにも潔い買い方でしたので、折角のチャレンジも失敗でした。ただ、複勝馬券は誰もが「安いので気が乗らない」のですね。確かに100円が270円という馬券は、馬券常識からいえば、特に買うほどのことでもなく、そういうレースは見送るのが普通です。

ということで、スズカ狂想曲は終わりました。馬主の永井さんはこの4頭で、どうやって儲けるというか、勝とうとしたのか、お会いして聞いてみたいです。同一馬主がひとレースに4頭も投入してくるというのは、競馬精神に違反するような気がします。