わたしにとってのマツヤマの第一は、言うまでもなくゴルフのマツヤマです。日本人として、初めて世界で通じルゴルフプレイヤーが誕生したので、喜んでします。今まで数人いた日本人のトッププレーヤーたち、青木功とか尾崎将司とかは瞬間的には優勝してその名をはせましたが、コンスタントに強かったわけではなかった。今回のマツヤマ君の連続優勝は、彼が世界のトップレベルであることを証明しました。なにしろ、現役最高のレベルにあるジェイソン デイとか、ジョーダン スピースとか、ヘンリックステンソンとかに並んで、PGAツアー戦で常時トップ10に顔を出すようになったのです。いまさら私が強調しなくても“快挙”そのものでしょう。2016年の秋のシーズン、ゴルフ界ではこんなに素晴らしいことが起きたのはいまだかつてありません。

あまり世には知られていませんが、中央競馬会の若武者騎手にマツヤマ騎手がいます。

彼はとても上手で、そのうえ勇気があって、名前が売れてはいないのですが、実力はあります。つい12月3日の金鯱賞(G-2,中京競馬)では、見事にパドルウイールと言う9番人気の馬をヤマカツエースの2着にもってきて波乱の片腕を担いでいます。この時の馬連馬券は9250円もつきました。毎回とは言いませんが、マツヤマ騎手が乗ってきたら要注意です。この日だけで、マツヤマ騎手は5レースで、3番人気の馬を勝たせ。8レースで4番人気の馬を3着に、10レースで11番人気の馬を6着に、12レースで4番人気の馬を3着に持ってきました。3連単、3連複、ワイドという馬券を当てるには、狙った馬が3着にはいることがいかに重要か、ファンはみんな知っています。

さて、第3番目のマツヤマはモデル出身の俳優松山ケンイチのこと。まだ機会を得てはいませんが、若くして亡くなった将棋の棋士に扮して映画の主人公をやっています。この原稿を出してから見にゆくつもりですが、映画のタイトルは 「聖の青春」(さとし青春)だったか。