哀川翔という役者がテレビの朝番組に出ていました。私はこの役者をよく知らなかったのですが、好漢やっくんが友達の中からゲストとして選び、招待したのだからそんなに変な人ではないと思っていました。この番組ではゲストの家族とか、ペット、趣味、旅行、料理などの写真をボードに張って紹介しています。視聴者も写真を見てゲストの人となりを楽しんでいるようです。

その中にこの役者の朝ごはんが出ていました。なぜ?それはやっくんと一緒にと玉焼きにかける薬味のタレを研究していたらしいのです。このタレはネギとにらに醤油に、、とちょっと工夫を凝らしていたようです。哀川翔の「ワンプレート」は目玉焼き、しゃけ、ほかに漬物などがご飯とともに、一枚のお皿に盛ってありました。ヴィジュアル的にもなかなかきれいでした。私は、毎朝自分の朝ごはんを作るという義務?がありますので、興味をもって番組を見ていました。

「なるほど、ワンプレートか、これは便利だ」と参考にしようと思いました。むろん味噌汁だけは別ですが。なぜこの役者の家庭がワンプレートなのかは知りませんが、きっと両方の家庭に子供さんがいて、朝ごはんを食べるのに大騒ぎになっているのでしょう。ちらかしたり、ひっくりかえしたり、まさに台所の戦争でしょうね。ですからワンプレートは用意するにも楽だし、また片づけるのにも楽です。ちょっととがった役を演ずると思われる哀川翔がワンプレートで朝ご飯を食べている図は想像しにくいのですが、喜んでワンプレートを説明しているのを見ると、彼は本当はきっと子煩悩な、いいお父さんなんですね。

で、翌朝、私も真似をしようとしました、これがなかなかはかどりません。納豆をプレートには載せられない。汁ものもむろん別です。のり、醤油も別になり、結局魚と卵がひとつのプレートに乗っているだけ。こりゃまずいぞとそのときは焦りました。これからは当分ワンプレートにふさわしい朝ごはんのおかずを考えなければいけないと、当分はワンプレートにひきずり回されそうです。いや和食でなくて、パンとチーズ、卵ならば洋食のワンプレートでいいんだなとホテルのバイキング朝食を思い出したりしています。