近年は車を買い替える時に「これが最後の、、」とつぶやくことが多いのです。無論年齢からくるものではありますが、ほかにも免許証の制限があったり、ちょっと危ない目に会ったり、慎重になりすぎて運転が楽しくなくなったり、など重なっていることもたしかです。何しろ初めて年寄りになった私は、年寄りとは何ぞやということで、日常的には楽しんだり、苦しんだりしています。車との関係ですと、年寄りは視野が狭くなって右左や目の前の景色が入りにくいので、事故は起こしやすいと思います。また年寄りはしょっちゅう薬を飲んでいますので、眠気が襲ってくることが頻繁にあります、年寄りは、耳が遠くなっていて左右の車の動きを察知するのが遅れます。等々。

前の「スバルXV」はダンデイーで個性豊かな車ですが、私に言わせると車幅の1780ミリというのは、書類上の車幅で弁実はもっと狭いのです。新しい「レボーグ」は同じサイズながら、車内の幅は広いのです。車幅を外形(車のフェンダーの外側)で測ると差が出ないのですが、内径では全体のデザインとか、スペアタイヤの置き場所とか、によってXVはレボーグよりはるかに狭いのです。それはゴルフのバックを入れたときにわかったので、デイーラーの担当者に聞きましたら、「実はそうなんです」とデイーラーいわく。

デイーラーは私が気にしていた車幅について実用車幅を教えてくれなかったのですが、それはいわゆる典型的な、平均点的なセールスマンの態度なんですね。つまりー「消費者にマイナスになることは、、、聞かれなければ言わない」―という原則を守ったということです。私は今回はサインをする前に、ゴルフのバッグをレボーグのトランクルームに自分で入れてみて確かめました。この車なら楽勝です。

ということで、1.6リターのターボ車に乗り換えました。とてもゆとりのある出力で、インテリアもうつくしくて、全体に使い勝手の良いデザインですが、この車の弱点は(1)出足が良すぎていったんスタートしてから、少しアクセルペダルを緩めないと、目の前の車に追いつきそうになるということ、(2)スローで走っているときに道路の凸凹を鋭くかんじてしまうこと、つまり下からガツンとした衝撃が来るような気がします。ところが速いスピードで走っているとショックは吸収しています。どうして?これから答えを探して解決しないといけないな、と思っています。

短所と長所はあざなえる縄のごとし、でしょうか。きっとデイーラーは「慣れれば何でもなくなりますよ」というに違いないですね。靴を買う時に店頭で何度も脱いだりはいたりして、決めかねている私が、よく店員に言われる言葉「お客さん、はいているうちに足に慣れますよ」を思いだしましたが、ところが私はそういわれても靴が一度も足に慣れたことはありませんでした。