南武線を武蔵溝口駅で乗り換えて高津、二子新地と三つ目の駅が二子玉川駅。今日は写真の会の実習で混雑する駅前に善男善女が集合しました。ここは我が家とは多摩川でつながっています。割合近場と言うこと、また玉川高島屋があるということで、また我が家から孫の住む駒沢への通り道でもあるから、よく通るところですが、ここに電車から降り立つことはありませんでした。しかし、なんと、休日ということもあるでしょう。賑わいが半端じゃない。赤ん坊を連れた若夫婦、恋人同士、外国人男性を連れた日本女性、犬の散歩、釣り人、ボーイスカウト、色とりどりの人たちがこの狭い地域に殺到してきたと思われる午後でした。

世田谷区という興行師もなかなかの配慮で、タップダンスのような路上のエンタメも考え、また東南アジアの屋台などもそろえてありました。中之島の方に向かいますと、モデルごとき女性を立たせて写真を撮っているカップルを何回か目撃。なぜわざわざ人の多い休日の中の島でポートレイトを撮るのかわかりません。島の中ほどでは懸命に(遠目に、、そう見えるのですが)トランペットを吹く人がいました。なぜ混雑したところで、ラッパの練習をするのだろうかとこれまた疑問。

また、白い橋げたが印象的な二子大橋をカメラのレンズに覗いていると、釣れない水に向かってつり竿を振り回している釣り人がファインダーの中に入ってきました。釣れそうもない川岸近くの水面に糸を何回も何回も垂れる心境やいかに。

駒沢に住んでいた頃、ほぼ60年ほど前に、よく遊びに来た双子玉川です。夏は明大のプールに泳ぎに行きました。土手の下にあった大きなテニスコートを見下ろしては白球を目追ったこともありました。今は、なんと、見方によってはセレブの住む町になっていたのです。写真の永楓会の先生の注文「5枚揃えて、組み写真をつくる」宿題が、今日、半日かけて出来たかどうか、ひやひやものです。